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ごくごく一般的な『昔々70年代少年』です。
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選挙ですぞ!

2009年07月25日

およそ1ヶ月間書き込みを放棄していました。

決して仕事に忙殺されていたわけでもなく、体調を崩していたわけでもなく、極めて平静な毎日ではあったのですが。
突き詰めれば、鬱陶しい梅雨空に心が折れてグズグズで・・・・と言い訳。
どうでもいい話ですが。

この間の関心事はと言えば東京都議会議員選挙に続く衆議院解散と中国新彊ウィグル自治区での動乱、欧米日中の経済動向等など。
勿論、顧問先の問題もそうですが。
研修・会議で4日間東京、顧問先の折衝で神戸、宮崎県のとある地方都市と行きつ戻りつしながらこれらを考えていました。

都議会議員選挙の結果を見れば、民主党に風が吹いているのが一目瞭然で、この衆議院選挙での政権交代が現実味を帯びています。
しかし、今回何故、民主党に風が吹いているのか、と考えるとそう明確なものがない。
殆どは自民党の敵失のようなものでしょうか。

4年前の小泉郵政民営化選挙で自民党は圧勝しましたが、その功罪の評価もないままに、安部、福田、麻生と1年ごとに政権が変わる過程でその政策自体が大きくぶれてきています。
特に昨年の金融危機からの大不況で失業が増え、所得格差の広がりが明らかになっていくと小泉構造改革への不満が噴出しますが、当時の小泉内閣の中核閣僚であった麻生総理は、自分は郵政民営化には反対であったなどと言い出す始末です。

選挙が近づくなかで与党は不況対策をいいことに19兆円のばら撒きを始めました。
民主党も負けじと子育て支援給付金だ高速道路無料化だと人気取り合戦。

いやいや、ちょっと待ってくれよ。
いま大事なのは、この大きなグローバル経済、国際政治の流れのなかで、日本が将来どういう生き方を選択するのかじゃないのか?

実は日本の経済的なピークは10年前に終わっています。
社会構造自体が変わってしまっているからです。
冷戦構造の終焉、新興国の台頭、人口減少高齢化。

基幹産業である製造業は安いコストを求めて海外へ出て行かないと生き残れない。
小泉構造改革の有無に限らず、もうとっくに労働コストを下げていかないと日本の経済を支える基盤が存続しえない時代に入り込んでいるのに誰もそれを言わない。
皆が経済的に豊かに暮らしていくためには、ものを作って輸出して稼ぐことだけでは立ち行かない世界になっているのに。

国としての豊かさの概念そのものを議論するところに僕たちは立たされています。

今の日本の若い世代は、多分に、そして敏感にそれを感じ取っているようです。
海外に出てでもガンガン仕事する、そんな旧来の企業戦士は胡散臭いと思っている。
この閉塞感に誰も答えを出してくれない。
だから彼らは内向きになり、目の前にあるものしか信じない。

経済的な豊かさ以外のものについて誰も教えてくれない国だからです。

これまでのセオリーが通用しないのに、大人たちはまだ同じことをやっている。
大方そういうことでしょうか。

先般の都議会議員選挙でもうひとつ意外だったのが、公明党23名全員当選です。

国民の大半が効果のないバラ播きだと批判したあの『定額給付金』を堂々と我が等の成果だと言い切った公明党。
ああ、この政党を支えている人たちは価値観が違うんだ。

選挙ですぞ!そういえば、ここに来て宣伝カーを走らせ始めた「幸福実現党」なる聞きなれない集団は一体何かと調べたら、「幸福云々」という宗教団体の手になるものでした。
立候補者298人。

う~ん、お金を持ってるんですねえ。

信者からの浄財というお金を。

バブル直後「真理党」なる政党もありました。
ご存知「オウム真理教」。

公明党は昔から政教分離だといいますが・・・・・敢えて触れますまい。
まあ政党も個人の思想信条の発露から来ていることを考えれば宗教団体と左程変わらないのかも知れませんね。
それからすると神社にお参りに行った道すがら数珠を持って葬儀に参列して読経を聴き、帰ってからクリスマスを祝う国民ですから、選挙のたびに無党派層なるものが跋扈し風を起こすのも不思議でもなんでもないのでしょう。


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Posted by 風街ろまん at 12:47│Comments(0)
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