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ごくごく一般的な『昔々70年代少年』です。
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1週遅れのドバイ雑感

2009年12月14日

1週遅れのドバイ雑感予告のとおり、先週1週間、ドバイに行ってきました。
内1日が別のUAE首長国アブダビ、半日がシャルジャ。
ドバイショックの影響はと言えば、見た限りでは在るような無いような・・・でしょうか。

街中のいたるところで道路工事あり、鉄道工事あり、高層ビル工事あり。
この影響で槌音が途絶えたというようなところは特に見当たりませんでしたが、ただ一昨年訪れたベトナム、ホーチミンのようなの熱気が感じられなかったのは、こちらの思い過ごしでしょうか。

道路と言う道路は、昼夜問わず車が溢れ、高速道路は誰もがテール・トゥ・ノーズを仕掛ける暴走族の如くかっ飛ばし・・・・充分に騒々しいのにも関わらず。

1週遅れのドバイ雑感摩天楼。
63階ラウンジからの夜景。
ベイエリアの夜景。
818mのブルジュ・ドバイ。
ビーチにそびえる7つ星、ブルジュ・アル・アラブホテル。

どこもここも1級品であることは間違いありません。
充分に見るものを魅了する『光景』でした。
しかし、20年前の日本のバブル期の喧騒のなかで僕が眺めた『光景』にあった“テカリ”と言うんでしょうか、
どこかそれに共通した傲慢さみたいなものを感じたのも事実・・・デス。

まだ豊富な石油資源や天然ガスを埋蔵するアブダビ(首長国)と違い、ドバイの資源は既に涸れかかっています。
そのことが、ドバイが闇雲に中東の中継貿易と流通と金融のセンター化を、また欧州の高級リゾート地化を目指してきた起点となっているようで、これまでは充分にその目的を遂げてきたかに見えます。

しかし投資が投資を呼んでしまったのでしょうか。
220万人の人口、4兆円のGDPには器が大きくなりすぎたように思えます。

1971年、建国当時の人口は18万人程度です。
それが、90年代以降の都市基盤への投資が人をも呼び寄せ、人口は200万人を超え急拡大しました。

しかし、近年の不動産投資は人の増加を遥かに上回るペースで進められているようです。
加えて、人口増加の大半はパキスタンやバングラディッシュなどの貧困労働者であり、需要の増加は限定的。

高級住宅やオフィスは完全に供給過剰となっていますし、不況による観光客減もホテルの稼動を悪くしているようです。
高層のオフィスビルやマンション壁面には『For Rent』の文字が多くみられました。

これが少し垣間見えた影の部分。
明日に続きます。


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Posted by 風街ろまん at 19:32│Comments(0)
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