こんさるたんと奮闘記

この時期はやたらと喪中のお知らせが届きます。
自分の親の年齢を省みれば、無理からぬ哀しい現実です。
不謹慎かも知れませんが、今年1年に旅立った、印象に残った故人を振り返ってみました。

山内一弘（2月2日享年77才）

強肩強打の外野手。
大毎オリオンズのミサイル打線をになった大打者ですが、むしろ打撃コーチとして有名。
1964年小山投手とのトレードで阪神タイガースに移籍しその年阪神はセリーグ優勝。
当時の僕は小山を出したことに怒っていた超の付く阪神ファンの小学生でしたが、優勝の喜びでその怒りもどこへやら、お調子者の小学生でもありました。
川上に次ぎ史上2人目の2000本安打達成。
首位打者1回、ホームラン王２回、打点王４回。
立派なものです。

忌野清志郎（５月２日享年58才）

１９７２年、RCサクセションで『僕の好きな先生』がヒット。
センセーショナルでした。
初期はフォークデュオで次第にパンクロックの世界に入っていきましたが、僕の一押しは、今でも、売れなかった時代のアルバム曲　『スローバラード』。
彼の盟友、仲井戸麗一のグループだった古井戸の歌としての方が当時は有名だったように思います。
彼は同世代に近いだけに、亡くなったときの感慨もひとしおでした。


マイケル・ジャクソン（6月25日享年50才）

僕の中の彼は、まだまだジャクソンファイブの幼少期のままです。
大学浪人の頃、暇つぶしに何気なく見た映画「ベン」の主題歌『ベンのテーマ』
哀愁を秘めた彼のソロに惹かれたのは１９７２年のことです。
その後沢山の栄光とゴシップに揺られ揺られ。
整形を繰り返すたびに崩れていった顔は僕には無慚でしたが・・・・。
『ベンのテーマ』のときから亡くなる前まで歌声だけは変わりませんでした。
ああ、彼も50歳を過ぎてたんですね。

佐々木七恵（6月27日享年53才）

日本女子長距離会の草分け。
1984年、オリンピックの正式競技となったロサンゼルスオリンピック女子マラソンにライバル益田明美とともに出場し19位入賞。
当時の女子は世界とはかなりなレベル差があって、誰も注目しませんでした。
シニアになってから、TV解説に顔を出していたものの、解説者としては情緒的に過ぎ、増田明美の名解説に比べると見劣りしました。
それでも日本長距離会の歴史に名前を刻んだのは確かです。
立派です。

今日は前半6月までに亡くなった人。
あらっ？50代が3人。
他人事ではありません。


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