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今年の漢字

2009年12月04日

今年悪名を振りまいてしまった財団法人日本漢字能力検定協会ですが、毎年年末に 『今年の漢字』 を募集して12月12日の漢字の日に発表していることはご存知かと思います。

今年の漢字昨年は『変』でした。

金融危機の真っ只中に交替したオバマ大統領の
「チェンジ!」
や世界中が一度に不況に変わったことの象徴でしょうが、今年はさらに日本にも『変』がありましたね。

『政』権交代。
事業仕分けって言葉が飛び交いました。

さて今年の漢字はいったい何でしょう?

経済界は金融不況の荒波を受けて、『変』どころか『乱』でした。
為替も株も『乱』高下し一向に前が見えない視界不良。

生活者は『痛』みを味わい、物価はデフレで『落』です。

一方で猛威を振るう新型インフルエンザ・・・・・これは漢字にし辛いけど、『脅』威です。

新しく始まった「裁判員制度」も話題でしたが、『裁』っていうのも1年を通してはどうだか。

官から民への『民』主党ですが郵政改革では、どうも亀井さんにやりたい放題にされました。
『民』から官へ逆流。
『民』がすっかり宙に浮いてしまいましたね。

さてこの世界不況の中で相変わらず独り気を吐く中国を横目に日本は自信『喪』失。
日本人は巣篭もりです。
片やアメリカは日本を素通りして中国へ寄り添い 『チャイメリカ』 なんて言葉も生まれましたがこの漢字変換は厳しそうです。

オリンピックはBRICsのブラジルへ。
東京『落』選。

G7はいつの間にかG20なんてことになってきていて、相対的に日本の地位は『下』がるばかり。

しかし変化のためには必ず混『乱』があり、『痛』みが付きまとうものです。

インフルエンザの予防注射だって『痛』い。
だけどそれが済めば安心が生まれる。
『民』主党もきちんと説明すれば、国民は『痛』みを堪える用意はあるわけです。
『痛』みに耐えられない弱者については事前にきちんとしたケアをすればいいのですから。

そうしないとこの国は将来に亘っても『変』化できないまま『沈』んでいくんでしょうね。

さてさて今年の漢字は何になるんでしょう、楽しみです。


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Posted by 風街ろまん at 20:37│Comments(0)
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