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ごくごく一般的な『昔々70年代少年』です。
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僕が頭にきた理由

2009年08月20日

先日、宮崎県のある地方都市のスーパー、Ⅹ社に行ってまいりました。
店舗面積200坪程度のどこにでもよくある食品スーパーです。

苦境に陥ってます。
何とかならんでしょうか?
と言うお話ですが、苦境に堕ちいった原因をよくよく聞いて見れば、
これが、実に腹の立つ話なんです。

売上げはどこでもあるとおり、少しづつ落ちて来ていました。
社長とすれば不安にかられ、
『どげんかせにゃいけん!』
との思いで、昨年の夏、東京の食品スーパー専門のコンサルタントを探し出し
改善を依頼しました。

・人を入れて各部門を活性化させなさい、売上げはあがる。
・支店を出しなさい、それについてアイデアがある。

こう言われて、社長は希望を持ちました。
しかし人員については利益を維持する為にギリギリでやってきたなかで大丈夫か。
との思いがあり、家族の反対もあった訳ですが、最後には従いました。

今まで20人程度でやってきたのに一挙に10人近く増やしてしまいました。
無謀としか思えない。
地方の小さな店です。
増やしてどうするのか。

鮮魚部長だったり青果部長だったり生肉部長だったり、また経理課長だったり。
要はそのコンサルタントなる人物、以前は大手スーパーのバイヤーだったそうで、
組織への郷愁があるんでしょうね。
組織みたいなのがないと我慢ならなかったのか。
『それぞれの部門が責任を持つ体制にしなければ』
とかいうことだったみたいですが。

雇った人が行商に行くわけでもなし、人が増えて売上げが上がるのはタクシー会社くらいです。
案の定、人件費はうなぎのぼり。
「○×祭」みたいなイベントをバンバンやって少しくらい売上げが増えたって粗利は知れてます。
月に300万円位だった人件費が550万円になりました。
当然大赤字です。

それから、支店を出さんとといかんと言い出しました。
その“アイデア”とはなにか。
何のことはない『99円ショップ』です。
東京周辺で話題を取ったダイソーみたいなスーパーです。

それがこの地方都市にどうリンクするのか、さっぱりわからない。
どうも綿密な市場調査をやった節もない。

考えてみませんか。
99円で売るには、野菜も魚も肉もそれに合わせてパッキングしなければなりません。
作業人員も要る、包装資材も高く付く。
仕入れも余程安いルートを持たないと採算に乗らない。
それから、もっと大事なことは、それを指示する顧客がどの位いるかです。
都市部であれば、学生や単身サラリーマンや独居老人やら随分いますので
そういったニーズもあります。
しかしここは人口3万人程度の地方都市です。
殆ど農村と言っていいようなところです。

コンサルタントの試算では日販70万円から80万円、どうかしたら100万円。
景気のいい話です。
社長は、人も増えて大赤字が続くなか一縷の希望が見えてきました。

銀行に頭を下げまくってお金を借りました。
最初はもともとスーパーだったところを改装するするんだから500万位という話でしたが、
「ここはこうしろ、あそこはこうしないと。」
と言われてやっているうち、工事費だけで2000万円になっちゃった。
お金が足りないのであとは業者さんへ分割払い。
あとが大変だよお、それって。

それでも5月末にオープンしました。
予定の70万円いったのはオープン3日間だけ。
1週間たったあとは30万円を割る始末。
当然大赤字です。
本店が赤字の上ですから全くお金が回らなくなった。
今年の話ですよ。
僕は支店を診てすぐ社長にいいました。
「改善の芽はありません。すぐ閉めてください。閉めないと大変です。」
7月に閉めさせました。

6月に入ってすぐの頃社長はコンサルタントの先生に毎日どうかしてくれるようにと
電話したそうですが居留守を使ってでないそうです。
それから、やっと掴まえたと思ったらこういったそうです。
『新型インフルエンザにかかって隔離されているんだよ』

やられましたね。
このコンサルタントの”先生”にいくら払ったと思います。

東京からの交通費やらホテル代を含め半年で1000万円です。

小さなスーパーからしたら“なけなしのお金”です。
コンサルタントの言葉で起死回生になる筈だったのが、逆に半死状態になってしまいました。
信じてしまった社長が悪いと言えば確かにそうなのですが。

同じコンサルタントを名乗るものとして許せませんよ、これは。
殆ど詐欺だ。

これが僕が頭にきている理由です。


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Posted by 風街ろまん at 17:20Comments(2)

なんだかなあ、この夏

2009年08月12日

近頃はどうもいけません。
明日からお盆休みというのもあって、またまた、
“なんとんつくれん”徹夜仕事でした。

ここの社長と話していると、なんとも、なんとも、
テンションが下がってくるし・・・・

正直なところ、あまりかかわりたくないんですが。
性格って奴ですか、
夜中にぶつぶつ言いながら、
悪態を吐きながら、
目をシパシパさせながら、
何とか作り上げたってことで。

昨日は甲子園、再開したそうですね。
広島の如水館は気の毒でした。
二日ともリードしていた試合が雨で流れた末に負けてしまって。
僕も、時の勢いみたいなものを感じることが稀に在ります。

それはそれとして、今年の夏は
『変』
です。

年取ってきた所為かなと思っていましたが、
いつ終わったとも知れない梅雨に、
あちらこちらの土砂災害に、
なんとも突然の東海沖地震に、
行き成り現れた季節はずれの台風に・・・・

なあんだかなあ、夏が来た実感がないままに
この夏は終わるのかもしれません。
衆議院議員選挙とともに。

お盆休みは家内の実家の山口(土砂災害のあった防府市です)
に帰るつもりですが、
混みそうですね。
大宰府―福岡間も今日開通のようですし。

さてさて、
株式相場は踊り場を迎えています。
僕の夏も踊り場です。
なんだか目立たなくって冴えない泡沫候補の選挙戦のように。


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Posted by 風街ろまん at 16:15Comments(2)

真夜中の道路工事

2009年08月05日

この頃は、期限に責められながらよたよたと仕事をしています。
反省です。
期限に追われた仕事はしないのを信条にしていますが、現実には追い込まれないとアイデアが浮かんできません。
追い詰められてやっと脳が機能し始める・・・・ウウウウウ!
だから期限が迫ると徹夜仕事が増えます。
どうも僕の脳は自分自身を過大評価しているようです。
僕は、この位の仕事はこの位でできると言う見積りをして仕事に取り掛かるのですが、この頃、どうも思いと実際のギャップが取り止めなく広がってきているのです。
絶対問題です。

まあまあ、それは今日の本題ではありません。
以上のような状況で、昨夜の仕事の終わりは午前4時半。
夜が白み始めるにはもうちょっとと言う時間です。

事務所を出て浜線バイパスに入ると何やら賑やかしい。

あ~あ~、いつもの奴、またやっている。

片側2車線を1車線にまとめて、黒と黄色の縞模様のチョッキを羽織ったおじさんが、赤い誘導灯を振っています。
夜間の道路工事です。
何故だかこの線は真夜中だったり明け方だったりで帰ると必ず工事をやっているんです。

綺麗に舗装ができたなあと思っていると1ヶ月もしないで、ダ・ダ・ダ・ダッと掘り繰り返している。
暫くすると道路は継ぎ接ぎだらけでガタガタです。

それから程なくするとまた舗装をやり直している。
いったい、年に何度、似たようなことを繰り返しているんだか。

縦割り行政の弊害の最たるものです。

下水道、電話線、電線の埋設などなど、それぞれに工事がばらばら。
彫ったところは補正。
何度もやってるとガタガタで苦情か来るので、また舗装。

『おいおい、なめるんじゃねえ!』
工事会社を太らしてるだけじゃないか。

「ひとつひとつ予算があるので一遍にできないんです。」
と役人は言うようです。

これこそ民主党の言う無駄使いってやつでしょうか?
民間にはない発想です。
それで年度末は忙しい、忙しいって言っている。

官僚という人達は、仕事好きです。
暇にして時間を持て余すのが大嫌いなようで、5時間でできる仕事も8時間、目いっぱいで終わるように工夫する。
仕事がないなるとと、外郭団体なるものを作って新しい仕事をどんどんこさえようとするほど仕事熱心です。

今日のお話は、僕以上に仕事好きな官僚という人たちがいると言うオチです。


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Posted by 風街ろまん at 19:05Comments(0)